自動車保険の運転者限定は賢く・注意して使おう

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Vol.2852021年10月26日発行

自動車保険の運転者限定は賢く・注意して使おう

こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの前野彩です。

さて、毎月第2・第4火曜日にお届けしておりますこの「マネーレシピ」。
第2火曜日は、税理士&FPの備順子から、
第4火曜日は、FPの前野彩からお送りいたします。

先日、わたしのバイクの調子が悪くなり、
バイク保険を使ってレッカーでバイク屋さんまで運んでもらいました。

寒い時期は冬眠するライダーですが、
夏場は月1ぐらいでは乗るので、この時期のレッカーは初めて。

バッテリー上がりは、契約期間1年につき1回と知っているわたしは、
来年の春の幕あけに備えて、
「今回のは、バッテリー上がりではなく、事故扱いですよね?
来年、バッテリーが上がっていた時は、無料で運んでもらえますよね?」と
何度も確認して利用したバイク保険の付帯サービス。

今回は、そんな自動車保険の付帯サービスと
緊急事態宣言が明け、行動範囲が広がってきた中での
自動車保険の運転者チェックについてお伝えします。


┏━━━┓  1.運転者限定は賢く、注意深く利用しよう
メニュー┗┓  2.各社異なるロードサービスの補償
     ┗┓ 3.セミナー告知

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■□ FP前野彩のマネーのミニレシピ
□   ~運転者限定は賢く、注意深く利用しよう~
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自動車保険で必ずつけておくべき補償が、
「対人賠償」と「対物賠償」です。

対人賠償は、自分が事故の加害者となり、
相手にけがをさせたり死亡させたりした場合に、
自賠責保険を超えた分の金額を補償します。

自賠責保険は、けがの治療で120万円、死亡3000万円、
後遺障害4000万円が上限です。

そして対物賠償は、
事故で相手の車や他人の家を壊してしまった時の弁償代金を補償してもらえます。

ここで大事なことが、
「事故を起こしたとき、誰が運転していたのか」です。

最近は、自動車保険料を安くするために、
運転者を限定する特約を付ける人が増えていますが、
その方法には2種類あります。

ひとつが「全年齢補償」「35 歳以上」などと年齢で限定する方法。

もう一つは「本人限定」や「配偶者限定」などと家族構成で絞る方法です。

ただし、その内容によっては保険の対象外になってしまうため、
注意が必要です。

たとえば、親の車を運転する場合を考えてみましょう。

自動車保険が「35歳以上補償」であなたが30歳だった場合、
通常はあなたが起こした事故は補償の対象にはなりません。

でも、普段は親と別居していて、
たまたま帰省したときに親の車を運転して事故を起こした場合は、
「臨時運転者」として
年齢条件関係なく補償を受けることができるのです。

有難いですね。

また親御さんとしても、
「子どもが帰省したときに運転するから」と普段から補償年齢を「全年齢」にしていると、
その分保険料が高くなってしまういますが、
たまの帰省による利用なら、安い保険料で済みます。
知っているか知らないかで保険料が変わるからもったいないですね

ただし、例外もあります。

年齢限定ではなく、
「本人限定」や「配偶者限定」などの運転者限定特約をつけている場合は、
臨時運転者の対象外です。
つまり、事故をしても補償がありません。

家族限定にしている場合は、臨時運転者の補償が使えないため、
コンビニなどで1日単位の自動車保険に加入しておく安心ですね。

自分の車やバイクを他人が運転する場合は、
もしもの安心を確保しつつ、楽しい時間を過ごしてくださいね。


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■□ FP前野彩のマネーのミニレシピ
□   ~各社異なるロードサービスの補償~
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自動車保険の付帯サービスで有名なものといえば、
ロードサービスであり、レッカーサービスでしょう。

事故やエンジンがかからい、などのトラブルのときに、
レッカー者に車を載せたり、牽引したりして、修理工場まで運んでくれるサービスです。

この無料のレッカーサービスで運んでくれる距離は、
各社異なります。

・A社:30万円分まで(約400キロ)
・B社:15万円分まで(約200キロ)
・C社:100キロまで
・D社:50キロまで など

街中を入っているのなら、
自走ができなくなった際も50キロまで無料サービスがあれば、
近くの修理工場まで運んでもらうことができるでしょう。

でも、ドライブに行った先の山の中でのトラブルや、
普段から自分がメンテナンスに使っている修理工場に依頼したいというようなときは、
距離が問題になってきます。

また、無料サービスで車は運んでもらえても、
レッカー車に人は乗れません。

もしもの時には、
公共交通機関を使って自分で自宅まで帰る必要があります。

そうした帰宅の際の交通費や宿泊費まで負担してくれるサービスの保険会社もあれば、
全額自己負担という保険会社もあります。

また、修理工場から自宅に車を運んでもらうための運搬費用や
修理工場まで自分が引き取りに行く場合の交通費などを
出してくれる保険会社もあれば、
どんなに遠方であっても自分でその費用を負担しなければならない保険会社もあります。

ひとくちに「ロードサービス」といっても
詳しい内容は各社異なります。

冬場のバッテリー上がりや長距離運転に備えて、
こちらも事前に確認しておいてくださいね。


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■日時■ 令和3年10月 30日(土)9時30分 ~ 12時30分

■場所■  神戸国際会館 8階
      〒651-0087  神戸市中央区御幸通8-1-6

■講師■ 税理士 備順子

■申込方法■FPK研修センター(株)大阪事業部へお問合わせ下さい。
      Tel (06) 6459-0477  Fax (06) 6459-0478
      E-mail osaka@fpk.co.jp
      URL http://www.fpk.co.jp

■参加費■ 4500円

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